近年、災害による停電や電力不足による計画停電が多発している中で興味がある人もいるのではなかろうか。それが蓄電池やポータブル電源なるガジェット。
ただいざ購入を検討しようにも、「どんな種類があるの?」「そもそも本当にいざという時に使えるの?」といった疑問もある事でしょう。
わかります、僕もです。ということで今回、蓄電器やポータブル電源と呼ばれるガジェットがどんなものなのか調べてみました。
目次
蓄電池とポータブル電源の違いは?
結論、同じものみたいです。
蓄電池の方が広義で、充電して電気を溜めておくことで必要な時にその電気を使用して電子機器を使うことのできる二次電池・バッテリーのこと全般を言います。
蓄電池の中には様々な規模のものが存在し、その中でも携帯用蓄電池のことを一般的にポータブル電源(ポータブルバッテリー)などと呼ぶようです。なるほど。
ポータブル電源にはどんなものがある?
ポータブル電源と言って馴染みのあるものと言えば、スマートフォンやiPhoneの充電に使うモバイルバッテリーではないでしょうか。
モバイルバッテリーとポータブル電源の違いを超絶簡単に書くと……モバイルバッテリーは小、ポータブル電源は大、です。
モバイルバッテリーの「蓄電量」「電気出力」「サイズ」が小さいのに対して、ポータブル電源は大容量・高出力となっており、サイズも大きめとなっています。
災害時を考えると、ポータブル電源を持っていた方が安心そうですね!
調べてみると規模感の違いで色々あったので、次からそれぞれ特徴をまとめてみました。
モバイルバッテリー|携帯用・小規模・用途少なめ
まずは言わずもがなのモバイルバッテリー。外出先などで携帯・スマホの充電をするのに非常に重宝しますね。持っていない人の方が少ないかもしれないですね。
●充電方法
ケーブルを使用してコンセントに繋げる充電式や、電池を入れるだけで使える電池式、太陽光を使用して充電できるソーラー式などのタイプがあります。
●蓄電量(目安)
2000〜50000mAhといった記載がされますが、5000mAhでスマホを1回分マックスに不安なく充電できるくらい(機種によりますが)。
●使用用途
携帯・スマホやタブレット、ゲーム機などの充電に使える。
簡単にまとめてみると上記のような感じです。つまりはスマホやタブレットなどを外出先やコンセントのない環境で充電したい時に使う携帯用バッテリー、ということですね。
ちなみにmAhはバッテリー容量の単位ですが、分解すると「mA:電流の単位」「h:時間」で、1時間〇〇mAの電流を流し続けると空になりまっせ、という意味です。
ポータブル電源|携帯用・小〜中規模・用途そこそこ
次はモバイルバッテリーよりは持っている人も少ないであろうポータブル電源。モバイルバッテリーとも比較して見てください。
●充電方法
ケーブルを使用してコンセントに繋げる方法、車のシガーソケットに繋げる方法、発電機やソーラーパネルに接続して充電する方法などがあります。
●蓄電量・充電時間(目安)
200〜2000Wh以上といった記載がされますが、2000Whともなると冷蔵庫75時間・電子レンジ96分間使用できるほどの電気を溜めておくことができます。
●使用用途
携帯・スマホやPCにカメラなどの充電、電子レンジやドライヤーなどの家電製品を繋いで使用など、完全に家のコンセント代わりに使用できる。
モバイルバッテリーとの違いがなんとなくでもわかったでしょうか。アウトドアや停電時などに家のコンセントの代わりとして電気を供給してくれるすごい物なんですね。
いつ起こるかわからない災害に備えて、計画停電時に不自由のないように、趣味のアウトドアで文明的なものを不自由なく使いたい、そんな様々なシチュエーションで活躍してくれますので、一家に一台あると安心ですね。
家庭用蓄電池|備付・中〜大規模・用途は無限
最後に参考までにご紹介するのが家庭用蓄電池、の中でも家に備え付けるような大型のものです。こんなものもあるのか、ここまで災害に備えることができるのか、といった視点で見てもらえたら嬉しいです。
●充電方法
コンセントに繋げる方法、ソーラーパネルに接続して充電する方法、両方を合わせたハイブリット型などがあります。
●蓄電量・充電時間(目安)
1〜15kWh以上といった記載がされますが、15kWhともなると照明・冷蔵庫・液晶テレビなどの生活に必要な家電を最大24時間使用できるほどの電気を溜めておくことができます。
●使用用途
全部です。家で電力会社から買っている電気の代わりに使えます。なので停電時の電力として使ったり、昼間に太陽光で発電して溜めた電気を夜に使うなんてこともできます。
もう用途は無限大ですね。災害時の最大の保険になるだけじゃなく、平常時にも電力として使えて電気代の削減にも繋げられるんですね。
当然金額はかなりのものなので、購入するとなったら大きな決断だと思いますが、ひとつの選択肢として知っておいて損はないでしょう!
【結論】停電の備えとして欲しいのは?
個人的に調べてみて、停電の備えとして欲しいなと思ったのは「ポータブル電源」でした。
太陽光での蓄電が可能で持ち運びもできるので、突発的な災害時の電力としてコンセント代わりに活用したいです。
蓄電量に応じて値段もピンキリでメーカーも複数ありましたが、「Jackery」というメーカーが有名みたいでした。
まとめ
●蓄電池とポータブル電源の違いはなく、ほぼ同義
●ポータブル電源には「モバイルバッテリー」「ポータブル電源」「家庭用蓄電器」の大きく3種類ある
今回は「ポータブル電源と蓄電池の違いは?」「ポータブル電源にはどんなものがある?」といった内容を紹介しました。
災害・停電時のを考えるとポータブル電源を一家に一台準備して、ソーラー発電での電力確保が安心なのかなと思います!
もし一戸建ての方で、災害時に充分に備えたい、という方は高額ではありますが家庭用蓄電機を検討してもいいかもしれません。
今後も災害時の備えとして、ポータブル電源の情報を収集していきたいと思います!