漫画レビュー

【よふかしのうた】おすすめ漫画レビュー(週刊少年サンデー)

突然ですが夜は好きですか?

僕は結構好きです。

夜中に外に出た時の不思議な解放感。

心がすぅっとなる夜の匂い。

そんな夜を題材にした漫画「よふかしのうた」をレビューしていきます。

無料で読むおすすめな方法なども紹介していくのでぜひ読んでみてください。

おすすめ作品『よふかしのうた』とは?

●作品情報●
作品名:よふかしのうた
作者名:コトヤマ
連載誌:週刊少年サンデー(連載中)
ジャンル:ラブストーリー/コメディ/青春

作者過去作:だがしかし

初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。」

女子がニガテな中学2年生の夜守コウはただ今、なんとなく不登校中。
さらには、夜に眠れない日々が続いている。
そんなある日、コウは初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。
夜風が気持ちよく、どこまでも自由で、昼間とちがう世界。コウは夜に居場所を見つける。

そこに突如、謎の美少女・七草ナズナが現れる__
彼女は、夜の住人・吸血鬼。
コウに、夜の楽しさを教えてくれるナズナ。
「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」

夜に、そしてナズナに魅了されていくコウは、彼女に頼み込む。
「俺を吸血鬼にしてください」
ナズナは吸血鬼になる条件を教える。照れながら。それは……
「人が、吸血鬼に恋をすること!」
果たして恋を知らないコウは、ナズナと恋をして、晴れて吸血鬼になれるのか!?
ふたりぼっちの、特別な「よふかし」が始まる__

引用元:週刊少年サンデー公式サイト

『だがしかし』で有名なコトヤマ先生の最新作です!

キャラクターの外見にはかなり『だがしかし』感がありますが、読み進めていくと各キャラクターの人格が見えてきてしっくりきます。

キャラクターに人格を持たせるのが上手な作者さんだなと思います。尊敬です。

『よふかしのうた』は夜を舞台に物語が繰り広げられます。

大人になった今だからこそ思い出されるものが詰まった良作なので、この記事を読んで少しでも気になった人はぜひ読んでみてください!

無料で読むおすすめの方法もお伝えしますよ!

魅力的な登場人物

『よふかしのうた』のキャラクターたちはとても魅力的です。

そんな魅力的な登場人物の中から、主要なキャラクターを紹介していきますよ!

夜守コウ(やもりこう)

本作の主人公(画像右側)。中学生、14歳。

優等生で明るくクラスの中心だった学校生活から一転、あるきっかけで不登校に。

七草ナズナと出会い、自由な夜の世界を知ったことで吸血鬼になりたいと思うようになる。

人生で初めて出来た”なりたいもの”になるため、七草ナズナに恋をしようと奔走する。

中学生らしいピュアな部分と、大人顔負けの達観した部分を併せもった不思議で魅力的な主人公です。

他人の価値観を否定しないで理解しようとしたり、でも相手が間違ってると思ったら間違ってるとハッキリ言ったり。

芯のある考えを持っているようで、自分は何がしたいんだろうと揺らぐこともたくさんある、そんな不安定さが魅力的で感情移入してしまいます。

ナズナとの絡みや友達との関係性、そして恋や愛がどういうものなのかわからないコウが吸血鬼になるために恋を知ろうとするところなどが凄く青春です!


七草ナズナ(ななくさなずな)

下ネタが好きでビールも好きな吸血鬼。
けれど恋愛話は超苦手、照れる。

眷属作り(吸血鬼を増やす)ことはせず、もっぱら食事のために吸血行為をする。

コウの血が「マジでめちゃくちゃうまい」。

他の吸血鬼との交流が少なく眷属も作ろうとしない、珍しいタイプの吸血鬼。

『よふかしのうた』の作中でも上位に入るコメディ要素を持っていますw

自由奔放で下ネタをポンポン繰り出してはコウに引かれたり呆れられたり。

けれど裏表のない、というか思ったことをすぐ口にするようなキャラなので、ナズナにつられてコウも素でいられているように思います。

あとは可愛いです。以上。


その他にも、コウの友達やナズナ以外の吸血鬼など、多様なキャラクターが登場します。

どのキャラもデザインや人格などが非常に魅力的なので、ぜひ読み進めてコウと一緒に出会っていって欲しいなと思います!

よふかしのうたを無料で読むには?

よふかしのうたを無料で読むのにおすすめなのは、漫画アプリです!

個人的には「サンデーうぇぶり」を激推しします!!

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現在単行本では12巻まで発売されていますが、アプリで本誌最新話の直前話まで読む事が出来るので、ちょっと大丈夫かい小学館さん、と思ってしまう羽振りの良さですね……。

大げさではなく、最新話まで全話無料で読める神アプリですので、まだ使った事ない人はぜひ使ってみてください!!

またサンデーうぇぶりについて詳しく紹介した記事もありますので気になったら読んでみてください!

>>>サンデーうぇぶり紹介記事はこちら!

よふかしのうたの魅力

よふかしのうたの魅力を主観丸出しで3つに絞ってみました!

  1. 吸血鬼なるために恋愛が必要な設定
  2. 秀逸なキャラデザ
  3. とにかくノスタルジー

前作の『だがしかし』も好きで全話読みましたが、本作もほんっとうに面白いです!

興味が湧いたらぜひ読んでみてもらいたいです。

①吸血鬼になるために恋愛が必要な設定

吸血鬼が登場する作品は多々ありますが、吸血鬼になるために恋愛が必要不可欠になるのは『よふかしのうた』だけじゃないかなと思います。

というのも人が吸血鬼(の眷属)になるため条件は、1.人が吸血鬼に恋をした状態で 2.その吸血鬼に血を吸われる 事だからです。

なので吸血鬼はすべからく容姿が整いまくってます。眷属を作り(吸血鬼を増やし)やすくするために。

この設定がとても活きていて、恋愛が超苦手で眷属を作らないナズナと、恋愛がよくわからないけど吸血鬼になりたいコウの関係が成り立っているんですね。よく出来てる…。

コウとナズナの関係がどうなっていくのか、想像しながら読んでいけば、毎話楽しませてもらえますよ!

②秀逸なキャラデザ

コトヤマ先生の描くキャラクターデザインがとにかく秀逸です。

キャラが誰も彼もかわいいです。

そして幼いようで大人びているような、女性的で男性的でもあるような。

読者によって見え方が変わるようなキャラクターたちだなと個人的に思っています。

キャラ数自体はそこまで多くないのもあってか、各キャラごと特徴的で覚えやすいです。

推しのキャラが出来たら一層楽しいですし!

僕はナズナの輪廻眼風な眼の書き方とか大好きです。

③とにかくノスタルジー

とにかくノスタルジーです。以上。

さすがに怒られそうなので真面目に書きますすみません。

『よふかしのうた』は大人が読むと、とても懐かしい気持ちになる作品じゃないかなと思います。

コウと同じように、初めて夜に1人で外に出た時はどんな気持ちでしたか?

怖かった?わくわくした?それとも駆け出したり歌い出したり?

きっとみんな、解放感や全能感に近いものを感じたんじゃないでしょうか。

大人になった今でも、夜の匂いや静かさなどが心地良かったり、好きな人もいるんじゃないかと思います。

それ以外にも、コウのように集団生活で自分を取り繕って疲れていたり、友達の定義がわからなくなったり、恋愛がわからなかったり踏み込めなかったり。

今も昔も同じようなことで悩んでいるのかもしれないとか、そんなことが思い出されてノスタルジックな気持ちになれる作品です。

夜に、1人で、静かに読めば、とにかくノスタルジーですよ。

まとめ

よふかしのうたを読むのにおすすめなのは漫画アプリ

サンデーうぇぶり
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「サンデーうぇぶり」なら本誌最新話の直前話(単行本の先)まで無料で読めます!

「サンデーうぇぶり」がもう少し知りたい!という人は、おすすめ作品なども書いてますので下記の記事を読んでみてください!!

>>>サンデーうぇぶり紹介記事はこちら!

よふかしのうたの魅力を3つピックアップ

  1. 吸血鬼なるために恋愛が必要な設定
  2. 秀逸なキャラデザ
  3. とにかくノスタルジー

キャラが可愛くて、笑えて、懐かしい気持ちになれる作品です。

1人の夜に、ぜひ読んでみてください。


『よふかしのうた』のコラボPVもあるので気になったら見てみてください!

https://www.youtube.com/watch?v=OfNaSZ07Fz8


はい、ということで今回は『よふかしのうた』を紹介させていただきました!

コトヤマ先生の前作『だがしかし』が好きだった人は特に読んでみてほしいです!

そうじゃない人も、この機会にぜひ一度読んでみていただけたらと思います。

今日も良い物語と出逢えますように!