心理学

【心理学】先延ばし癖を解消するには(社会人へ贈る1つのテクニック)

皆さんは「先延ばし癖」がある方ですか?

ちなみに僕は典型的な先延ばし人間です。

仕事に関していえば、期日のギリギリまで取りかかれず優先順位の低い仕事から片付け始めてしまったり。
私生活に関していえば、部屋が徐々に物で溢れていくのに気づいていながらも「今度の週末に片付けよう」と先延ばしにして、週末も結局片付けなかったり。

書いていいて悲しくなるほど「ダメ人間感」がすごいですね(笑)

そんなダメダメだった(今もですが…)僕が、新卒入社から五年で役職につくまでになれた心理学的なテクニックや考え方を1テーマに絞ってお届けしたいと思います。

書籍を読んだり、動画など様々見て試した中での厳選したテーマですので、今後の生活のお役に立てていただけると嬉しいです!

では早速いきましょう !

本記事で学べる心理学的テクニック

ハートを手で持つ

本記事を読むと「先延ばし癖」を克服するためのテクニックを知ることが出来ます。

特に「失敗するのが怖いなぁ」とよく思う方はぜひ見ていってください!

今回の内容の他にも多数の「先延ばし癖」対策がありますが、まずは今回厳選した1テーマを実際に日常に取り入れてみてもらって、自分の気持ちがどう変わるかなどを観察してみてもらえたらと思います。

「先延ばし癖」の原因とは

先延ばしの原因は様々ですが、今回のテーマでは先延ばしの原因の一つと考えられている『完璧主義』を解消するテクニック・思考法を書いていきます。

『完璧主義』は一見いいこと、目指すべきことのように思えますが、実際には避けるべき危険な状態です。

なぜなら『完璧主義』な状態とは、完璧でなくてはいけない、失敗してはいけないという緊張状態に常にさらされているという状態だからです。

「失敗してはいけない」という心理状態から失敗を過度に恐れるようになり、「この案はまだ煮詰まってないからもう少し考えてから部長に提案しよう」などと言い訳をあれこれ考えて先延ばしにしてしまいます。

このような『完璧主義』ゆえの先延ばし、身に覚えはありませんか?

先延ばし癖を解消する心理学的テクニック
『失敗してもいい、と開き直る』

両手を広げる人

開き直れたら苦労しないよ!!」という声が聞こえてきますが落ち着いてください(笑)

失敗を恐れるがゆえに先延ばししてしまうのに、そんなに簡単に『失敗してもいい、と開き直る』なんてできるわけないと思われるのは当然だと思います。

ただこれについては「失敗してもいい」と考えると、失敗する確率が大幅に低くなるという研究が実際に出ており、根拠のあるテクニックです。

いきなり「失敗してもいい」と自己暗示のように考えるのは難しいため(僕も失敗しても良い、とまでは考えられないです)、少し視点を変えた考え方が提唱されています。

「証明ゴール」と「成長ゴール」という考え方

走る人

「証明ゴール」とは
 自分の能力を証明する、自分は出来るんだと証明する、そんな視点の目標のことを言います。

「成長ゴール」とは
 自分の能力を伸ばして出来なかったことを出来るようにする、という視点の目標のことを言います。

『完璧主義』、ひいては「先延ばし癖」対策として有効な考え方は「成長ゴール」の考え方です。

何かの目標に向かって物事に取り組む時、「成長ゴール」の視点で目標設定することで、失敗を学びと考えることができます


失敗するということは、自分にはまだ出来なかった、ということが学べたことになるからです。

超重要です!

自分には まだ 出来なかった、です!

成長ゴールは、出来なかったことを出来るようにすることが目標なので、失敗しても凹む必要はありません。
なぜ出来なかったのかを考え、次こそ出来るようにするには何が必要なのかを考えて成長に繋げればいいんです。

失敗が目標達成のためのプロセスになることで、失敗への過度な恐れが減り、先延ばしする可能性も減ってきます。

逆に証明ゴールの視点で目標設定し物事に取り組んでいくと、失敗が怖くなります。
特に新しいことや困難なことに挑戦するときには、「自分に出来るだろうか」という不安が押し寄せます。

失敗した=自分には能力がなかった、という考えに至りやすいからです。
そうして自分の能力を証明できなかったことでさらに失敗が怖くなり、挑戦が怖くなり先延ばしにする、とどんどん負のスパイラルに飲み込まれてしまいます。

ですのでご自分が「証明ゴール」の考え方をしていると思う方は、今日から、いや今から「成長ゴール」の考え方にマインドチェンジしましょう!

「先延ばし癖」解消のおすすめ書籍

やり抜く人の9つの習慣
目標達成するための9つの習慣が書かれた名著です!
本記事の「成長ゴール」「証明ゴール」についても第5章で研究結果含めて詳細に書かれています。

本自体も薄く、本文中で重要な点が強調されていたり各章末でまとめが書かれていたりと非常に読みやすいです。

やり抜く人の、というくらいですから「本読もうとするといつも途中で飽きちゃうんだよなぁ」という人でも読みきれます(笑)
ぜひ読んでみてください!

まとめ

小さな時計を手で持っている
  1. 先延ばし癖の原因のひとつが『完璧主義』。
  2. 何かに挑戦するときや目標設定をするときには「証明ゴール」ではなく「成長ゴール」の考え方をする。
  3. 「証明ゴール」では自分の能力を示すことが目標となってしまうため、極度に失敗を恐れるようになり、挑戦を恐れて物事を先延ばしにしてしまう。
  4. 「成長ゴール」では挑戦を成長の機会と捉えることができ、失敗を学びとして次に活かすことができる。

「成長ゴール」の視点で目標を立てて、『失敗してもいい、と開き直る』ことで先延ばしを克服するための一助とすることが出来ます!


最後に

「成長ゴール」の考え方に”他者”は介入しません。
昨日までの自分、1ヶ月前の自分よりも学びを得ていたり成長していればいいんです。

失敗してもいいんです。

失敗して凹んでしまったとしても、「失敗事例を一つ学んだ」と開き直りましょう。

僕も日々失敗だらけで、たまに自分には何にも出来ないんじゃないかと凹むときがあります。

でも失敗をすることで、同じ失敗をすることは確実に減りますし、他の人の失敗にも寛容になれると思っています。
誰かが失敗しても、彼(彼女)も今まさに学んでいるんだなと温かく見守ることができます。

『失敗してもいい、と開き直る』をぜひ実践しましょう!!
気がついたら以前より「先延ばし癖」が緩和されているのではないでしょうか。

はい、今日はこんなところで!

心穏やかな今日を過ごせますように!